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 塗替えのタイミング

Calendar planner for year 2018 concept :
 塗料による耐久年数

外壁塗装の塗り替え目安で注目したいのは、塗料の耐用年数です。

外壁に使われる塗料にはいくつか種類があり、それぞれ耐久性能が違います。

・塗料の種類耐用年数

 アクリル塗料  5~ 7年

 ウレタン塗料  8~10年

 シリコン塗料 10~15年

 フッ素塗料  15~20年

 

現在、一般住宅では、ウレタン塗料かシリコン塗料が主流でよく使われています。

ですから、おおよそ「8~15年周期」が塗り替えタイミングになります。

塗膜が劣化して機能が失われると、むき出しになった外壁がダメージを受けてしまいます。

外壁が傷むと、建物内に雨水が侵入し腐朽の原因になります。

家の構造体が腐朽すると、余分なリフォーム費用がかかります。

ですから、外壁塗装は塗膜が機能を失う前に塗り替えるのがひとつの基準になります。

 塗替えの適した季節

昨今、塗料の品質向上によりオールシーズン塗装ができるようになりましたが、塗装には塗装してはいけない条件があります。

これは、塗料メーカーが品質を保証するために公表している塗装の際の条件で、以下の条件1つでも当てはまる場合は原則塗装に向きません。

 ・気温5℃以下

 ・気温35℃以上

 ・湿度85%以上

 ・雨や雪の日

 ・塗装面の温度が高すぎる

 ・結露が発生しているとき

 ・強風のとき

     など

上記の基準を満たさない環境での塗装の場合、劣化がはやくなるなどの不具合が起こる可能性があります。

外壁塗装を依頼する時は、気温と湿度に注意することが大切です。

以上のことから、「気温5℃以上、湿度85%未満」で雨や雪が降っていなければ、塗装可能です。「気温15℃~30℃、湿度が40%~80%」ほどの時期が外壁塗装に最も最適と言われています。

これは、空気が乾燥しているため、塗料の乾燥が早いため、塗料が乾くまで時間が短くなり、工期も短期間で済みます。

外壁塗装の際には家の周りに仮設足場を建て、窓を開けにくい状態で過ごすことになるので、工期が長引かないのは大切です。

塗料の品質向上により塗装は基本的には年中いつでも行うことが可能ですが、以上の条件により、夏や冬は制約を受ける日が多くなります。

塗装に適した季節は、春(3~5月)と秋(9~11月)になります。

北海道などの寒冷地域や沖縄などの温暖地域など、必ずしもそのとおりにはなりませんのでご注意下さい。

 塗替え時期の目安

住宅でよく使われる窯業(ようぎょう)系サイディングやモルタル壁は、セメントが主成分です。

そのままでは水が染み込むので、表面を塗装して保護しています。

塗膜が劣化すると外壁が風雨や紫外線にさらされ、建物の腐朽を進めてしまいます。

ですから塗膜におおわれた外壁は、適切なタイミングで塗り替えが必要です。

では実際、どれぐらいの頻度で塗り替えればいいのでしょうか。

さっそく、塗り替え時期の目安について解説していきます。

10年過ぎたら、そろそろ塗り替えタイミング

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 塗替え時期を放置すると

外壁塗装工事や屋根塗装工事を行わないと、「雨漏りをしてしまう」という心配をしていると思います。

塗り替え時期を逃してしまい、塗膜劣化を放置しておけばまず、第1段階に外装材に水が入り、外装材自体の破損に繋がり壁の張替えなどの大きな工事になります。

第2段階になると内部まで水が浸入し、微生物を発生させたり、中の柱などを腐らせていきます。

そうなると建材、柱や断熱材の交換が必要になり、さらに大きな工事費用が発生する可能性があります。

メンテナンス時期を間違えると、

塗り替え時期に必ず塗装を行うことは、目に見えないリスクを回避することが出来ますので、是非早めの検査やメンテナンスをすることをお勧め致します。

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 塗替え時期のサイン

家は、一軒一軒違う環境にあります。

燦々と太陽が照りつける家、湿度が高い場所に建つ家、海辺で潮風にさらされる家。

全て同じ塗料が塗られていたとしても、劣化速度が違うので塗り替え時期が変わります。

ですから塗料の耐用年数だけでなく、塗膜劣化のサインも塗り替え時期を知る手がかりにします。

外壁塗装が必要な劣化状況のサインには以下の5つがあります。

1.チョーキング

チョーキングとは、外壁の塗料が劣化して粉末状になる症状です。

外壁の表面に白い粉が確認できたらチョーキングが発生しています。
外壁を保護する撥水機能が失われつつあるため、チョーキングが見つかったら外壁塗装を検討してください。

2.ひび割れ

外壁の塗装や下地材がひび割れる症状です。
ひび割れの隙間から雨が侵入して雨漏りを引き起こしたり、外壁材を劣化させたりします。
ひび割れは、コーキングやモルタルで穴埋めをして塗装する工法が一般的です。

3.塗膜のふくれ・ハガレ

塗装をした膜を「塗膜」と呼びます。
塗膜が不自然にふくれあがっていたり、はがれていたりしたら塗替えをする時期です。
ふくれの場合は、内部に水や空気が入り込んで塗膜が剥離しています。
ハガレが起こっている場合は、塗装が外壁を保護する役目を果たしていないため早急に塗替えが必要です。

4.シーリングのひび割れや破損

シーリングとは、サイディング外壁の目地や窓の隙間を埋めるゴム状の外壁材です。
シーリングが劣化するとひび割れが起こるため、外壁材の内部が紫外線や雨に侵食されやすくなります。
シーリングがひび割れていたり破損したりしている場合は、「増し打ち」や「打ち替え」といった補修が必要です。

5.外壁の破損

サイディングやモルタルの外壁が欠けていたり、金属部に穴があいていたりする場合は修繕が必要です。
外壁の破損は塗装だけでは補修ができないため、交換が必要なケースが多いでしょう。

上記の症状を判断できるようになれば、外壁塗装をする最適な時期を見きわめられるようになるでしょう。

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